広報気になるニュース:No.1商法。プレスリリースに書かれるNo.1の危うさ。そのNo.1正しいですか? 望まれていますか?(2022.2.15)801

2022/02/15

No.1商法。プレスリリースに書かれるNo.1の危うさ。そのNo.1正しいですか? 望まれていますか?

広報担当者がプレスリリースに書きたくなる言葉に、世界初、日本初、No.1などがある。個人的には、業務委託で広報を受けていた頃から、●●初という言葉の危うさを感じていて自分で使うことはなかった。そして、No.1も同じく危ういと思っている。今回、「No.1商法」というニュースを見つけたときに、広報気になるニュースを復活せねばと思ったくらい、広報担当者には知っておいてもらいたこと。ニュース内に「プレスリリース配信サイト「PRTIMES」で「No.1」を含む企業情報を調べると、約6万件該当した。」と書かれている。そんな「PR TIMES」も“国内シェアNo.1のプレスリリース配信サービス「PR TIMES」”と書かれているけれど「PR TIMES」は、本当にNo.1なのだと思う。サービスが始まった頃に、代表にお会いしたけれど、こんなに大きくなるとは。代表のTwitterには、「東洋経済さんの「すごいベンチャー100」がオンラインで先行公開!100社中94社にPR?TIMESでプレスリリースを発信して頂いている。(ただし1社は1年以上前の利用)BRIDGEが2018年に参画して以降、2019年87社→20年93社→21年94社と増加。スタートアップの成長にPRが力になれる。」と書かれている。
話が逸れたが、No.1は条件を変えれば、何かで取れるのではないか?と思っている。時間が掛かるかもしれないけれど、継続回数や継続時間は根性があればできる。この「広報気になるニュース」も3年かかったが、昨日800回を迎えた。もちろん、何かのNo.1でもないし、それを語る気もないけれど。企業にとって宣伝文句に使うのには、No.1は魅力的な言葉。しかし、同じくらい危険な言葉。調査会社を使って調べても調査対象次第で結果は変わる。個人的に結果より、調査の母数や対象が気になってしまう。また、メディアでの記事を書く際には、●●初やNo.1は、裏撮りをする習慣もついている。そもそも調査会社の結果はバイアスが入っていること前提で見ている。省庁の統計を使うこともあるが、それは国がいうこと、として捉えている。No.1は偉大な言葉にも思えるが、6万件もあると聴くと薄っぺらな言葉とも思う。誰もが認めるNo.1は、おそらく自ら発信しなくても、ある程度その分野を調べたり、知っている人なら気付くものではないか!?
詳しくない人をカモにするための言葉であれば、まさに景品表示法違反。広報担当者、景品表示法と薬機法には、本当に注意すべき。

ポイント
No.1の根拠と客観性。いかに怖い言葉か。

ニュースサイト
「No.1商法」に業界団体が抗議状 市場調査でやらせ横行…「社会的信頼を損なう」「看過できない」危機感あらわ
https://www.j-cast.com/2022/02/03430291.html

関連サイト
一般社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会
http://www.jmra-net.or.jp/

景品表示法 | 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/

広告で「No.1」と表示をする場合にどのような調査が必要か
https://www.businesslawyers.jp/practices/153

山口 拓己@PRTIMES / 広報PR Twitter
https://twitter.com/t_yamaguchi/status/1431547505917894661

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)