広報気になるニュース:「多様性」という言葉の便利さと危うさ。企業は多様性とどう向き合うか?(2021.9.24)782

2021/09/24

「多様性」という言葉の便利さと危うさ。企業は多様性とどう向き合うか?(2021.9.24)782

多様性という言葉が非常によく使われるようになった。多様性=ダイバーシティ。以前は、ダイバーシティという言葉をよく耳にしていたが、最近は多様性という言葉の方をよく聞く。ダイバーシティは、「ダイバーシティ経営」という言葉があるように企業で使われるイメージ。多様性はもっと一般的なイメージがあるような。個人的な印象ですが。今回のニュースは、若者が茶髪にしなくなった、というように読めるタイトルですが、実際は、若者にブームがなくなったと読めます。これも多様性と言えるでしょう。それぞれが自分に似合うものを探し始めたという内容です。記事にもあるように、安室奈美恵さんを真似たアムラーと呼ばれる若者が街に溢れた1995年~1996年。篠原ともえさんを真似たシノラーも同じ頃。アムラー世代も今は、40歳になった頃でしょうか? 記事には、「かつてのトレンドは、あらかじめ大別された「系統」に沿って、その枠組みのどれかに自分の嗜好を当てはめていく、というものだったと言えます。ひるがえって現在10代後半~20代半ばの若者たちに話を聞くと、そうした「与えられる系統」にほとんど縛られていないマインドを垣間見ることができます。」と書かれています。正直、この状況は企業には厳しいかもしれません。ブームがあればそれに合わせたサービスや商品を発売すれば良い。しかし、今はそれがない。多くの若者が群がって買ってくれるモノは、確実に減っているのでしょう。だからサブスクの時代とも考えます。
若者たちが、個をアピールすることを多様性と呼ぶ。一方で、企業は採用や働き方で「多様性」という言葉を使い、多様性に対応すべき時代に来ています。間違えると炎上しかねない案件です。CMの作り方も難しくなりました。誰かを傷つける表現がないかのチェックを何重にも行う必要があります。CMやWeb動画が公開後すぐに削除されることも増えています。そして、発売する商品やサービスも同様です。「多様性」を謳うのは今、企業にとって必須であるにも関わらず、非常に難しい時代。また、マイノリティを尊重することで、マジョリティに我慢を強いることも問題。多様性という言葉は便利ですが、本当に考えることは、多様性を多様(さまざまな側面から)に考えているか?という視点。安易に使うことが危険な言葉だと思っています。

ポイント
多様性とは? 答えは人の数だけあるだろう。

ニュースサイト
おしゃれに興味がなくなった? 東京から「茶髪」の若者が消えた理由
https://urbanlife.tokyo/post/67073/

関連サイト
多様性ってそもそも何?その必要性を考える【ウェルビーイング特集 #21 多様性】
https://ideasforgood.jp/2021/08/06/diversity-wellbeing/

なぜSDGsで「多様性」が大事なの?
https://www.nhk.or.jp/campaign/mirai17/kiji_diversity.html

【2021年秋冬】人気のトレンドヘアカラー!自分に似合う髪色をみつけよう!!
https://www.au-be.jp/haircolor/entry30497.html

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)