広報気になるニュース:漢字が持つ意味から正しく理解されていなかった言葉が変わるとき。優性・劣性→顕性・潜性へ(2021.4.21)766

2021/04/21

漢字が持つ意味から正しく理解されていなかった言葉が変わるとき。優性・劣性→顕性・潜性へ(2021.4.21)766

優性遺伝、劣性遺伝。中学の時に習ったな、と思い出す。しかし、この言葉が正しく理解されていないことが多いため、2021年度から顕性・潜性に変わったとのこと。
“「優性」「劣性」という表現は、優れた遺伝子、劣った遺伝子、といった誤解を招きやすいことから、2017年9月より、日本遺伝学会は優性を「顕性」、劣性を「潜性」という表現に変更することを決定し、教科書の記述も変更するよう、関連学会と文部科学省に要望している”
“日本遺伝学会(会長・小林武彦東京大教授)は15日までに、長年使ってきた「優性」や「劣性」との用語を使わず言い換えることを決めた。遺伝子に優劣があるとの誤解を避けるため。教科書の記述も変更するよう、関連学会とともに文部科学省に要望書を提出する。”(2017年9月15日 21:04)
とに書かれている。
確かに、優劣という言葉があるように、優れている、劣っていると誤解することがあるのだろう。
“遺伝学では100年以上にわたり、遺伝子の2つの型のうち特徴が現れやすい遺伝子を優性、現れにくい遺伝子を劣性と呼んでいた。”ということだが、2021年度、教科書の表記が、顕性・潜性に変わった。
個人的には、劣性には「劣る」のではなく、レアで貴重な状態くらいに思っていたのですが(この理解も正確とは言い難いかもしれないけれど、現れにくいものという意識はあった)、漢字が持つ力は強いことを改めて感じた。

ポイント
正しく理解するために、教科書の言葉は変わっていく。

ニュースサイト
中学理科「優性・劣性」から「顕性・潜性」に。遺伝の用語、2021年度から一斉変更
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_607e73d0e4b0dcb1545ceed4

関連サイト
「優性」「劣性」用語使わず 日本遺伝学会が言い換え
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15H7R_V10C17A9CR8000/

遺伝学上の「優性」「劣性」、中学生の9割が誤認識 白鴎大学が調査
https://univ-journal.jp/59793/

令和3年版 中学校教科書 よくある質問|大日本図書
http://www.dainippon-tosho.co.jp/introduction2021/contents/faq.html

2021.01.15 中学教科書改訂に関して-理科 学林舎NEWS
https://www.gakurin.co.jp/news/4780/

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)