広報気になるニュース:広報は社会のネガティブな状況も把握し、弱者を傷つけない発信の方法を考える(2021.2.15)743

2021/02/15

広報は社会のネガティブな状況も把握し、弱者を傷つけない発信の方法を考える

先日行われた、医師国家試験で出題された問題が話題になっている。最近書いたSDGsの記事で、医師になれる人は、知能・適正に加えて、金銭面が大きな課題です。どんな仕事もそういう部分はありますが、人の命に関わる仕事をする人は、知能や適正重視であって欲しいのですが、どうしてもお金が掛かるので、素晴らしい人材がその道を諦めているのではないか? と考えてしまいました。そんな時に、このニュースを見ました。近年の医師国家試験では、精神科の問題が増えているとのこと。それだけ心の問題を抱える人が増えているということでしょう。
記事はTwitterに投稿されたことからのもので、5つの選択肢から選ぶ問題。それが難しいということでした。そして、この問題、本当に他人事ではないな、と思いました。コロナに地震、大丈夫と言える人は本当に少ないです。酒量が増えることも問題になっていますし、手洗いをしましょうということから、手洗いの強迫性障害になってしまう方もいるようで、私にとっても他人事ではない気持ちです。考えるだけで怖いです。
そんななかの問題。実は私は、自分の経験から病名は分からないけれど、答えはすぐに分かりました。これって喜ばしいことではない、と思いつつ、広報という仕事は片足を会社、片足を社会といわれるように、世の中の動きを把握する必要があります。今求められていることや、今伝えるべき人、守るべき人、支援すべき人を考えるのも企業の社会的意義です。自社の売上を伸ばすことだけや、流行りやブームを作ることだけでなく、誰かの役に立つことが一番求められること。それも今は弱者のです。メディアでは綺麗事を並べたがる時代が長く続きましたが、変化の時を向かえています。プレスリリースには、社会的意義があることが必須と言われている今、医師国家試験の傾向を広報担当者が知っておくこともどこかで役に立つと思います。
長い間続いたテレビ番組の作り方も変わっていく今、新しい波に乗れるように、先を見る必要があります。今の20代の方が社会問題に敏感です。なぜなら良い時代を知らないから。そして、これからはもっと厳しい時代になる覚悟があるから。年齢が高い人ほど、過去の良き時代を思ってしまいますが、あの頃はもう戻りません。それを知ったうえで、誰かを傷つけないリリースの発信をしていく必要があると感じています。

ポイント
世の中のネガティブな状況を把握することも広報の大切な仕事

ニュースサイト
「トラブルのたびにリストカットを繰り返す女性」医師国家試験に出された精神科の問題が「超難解」と話題
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/ishi/

関連サイト
医師国家試験の施行について|厚生労働省
https://www.hisamitsu.co.jp/

めろんさんTwitter
https://twitter.com/gatigatitv

情緒不安定性パーソナリティ障害 – こころの“病名”を知る
http://shizu-clinic.jp/disease/disease13.html

情緒不安定性などのパーソナリティ障害 | メンタルサポート
http://www.n-ushicli.com/mentalsupport/emotionally-unstable-personality-disorder.html

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)