広報気になるニュース:計画運休。休む勇気なのかもしれない。20年前とは違う気象。(2019.10.16)297

2019/10/16

計画運休。休む勇気なのかもしれない。20年前とは違う気象

計画運休。関東圏では、昨年までこの言葉はあまり耳にしなかったのではないだろうか? 関西ではJR西日本が2014年から行っていたとのことだが、関東では、2018年の台風24号が初めてで今回が3回目とのこと。日本人は真面目だといわれ。雨が降っても槍が降ってもという言葉があるようになかなか休まないイメージがある。しかし、計画運休が行われることで、休む勇気が問われているような気がする。実際、サイトにも、“計画運休のできる社会は「成熟した社会」だ”という言葉が出ている。計画運休が行われれば、休業する店舗も増える。便利になれた人も、命が関わるという言葉や、自分がその立場で台風のなか出勤をすることになったらと考えるようになったように思う。コンビニが24時間営業は必要なのか?もずっと考えている。実際、サービス過多になっている部分もあると思う。コンビニは、1974年に7時~23時まで空いているということでセブンイレブンがスタートしたといわれている。35年前には、24時間営業ではなく、7時~23時でも十分だったのだ。もちろん生活習慣が変わり、夜に働く人も多い(しかし、それは昔もあったことだ)。開いているから起きている。急務ではないけれど、開いているから行くのであれば、その時ではなくても良いのかもしれない。サービスは、営業時間を伸ばすことだけではなく、人と人の繋がりかもしれない。「休む勇気」が問われる時代だ。

計画運休。休む勇気なのかもしれない。20年前とは違う気象。

ポイント
変わりゆく常識に、柔軟な企業姿勢が求められる

ニュースサイト
定着する鉄道の計画運休に次の課題 運転再開のタイミングとその告知、どうすべき?
https://trafficnews.jp/post/90427

関連サイト
台風の計画運休を検証 鉄道は人的被害を出さなかった
https://news.yahoo.co.jp/byline/kobayashitakuya/20191016-00147067/

JRの「計画運休」に怒らなくなった日本人の進歩
https://president.jp/articles/-/30331

私見
関東圏での初めての計画運休の日を覚えている。私は自宅にいたのだが、仕事をしているスタッフがいて、終電が早まるので注意するように伝えていた。しかし、あの時は「とは言っても、電車は走るでしょう」と思っていた人が多く、実際、そのスタッフは終電の逃した。予定した時刻で電車が終了したのだが、それよりも少しだけ遅い時間に駅にいったため、電車が終わっていた。それに対して、「なんで?」と思ったということだが、今ならそれはないだろう。計画運休をすると言ったら、それは実行されるものだという意識を持てるようになったのだ。生きているなかで何が大切かということを考えたら理解できる。誰かが無理して頑張って命を奪われることがあってはならない。もちろん命に係わる仕事に就いている方には、本当にお世話なっているのだが。休む勇気を企業が持つようになった。地球は20年前とは、違う気象状態になっているのだから。

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)