広報気になるニュース:最初は違和感の塊でも、気付けば当たり前の言葉に。ネーミングは商品・サービスの未来を決める(2019.9.14)265

2019/09/14

最初は違和感の塊でも、気付けば当たり前の言葉に。ネーミングは商品・サービスの未来を決める

商品を自分開発している人や、サービスを提供している人に関わらず、ビジネスをする人に欠かせないのが、ネーミング。自分の名前をつけてくれたのは、両親やその周辺の人たち。もちろん、ペンネームやビジネスネームを自分でつける人もいるが。人の名前もそうだが、商品・サービスもそれらが世の中に認知されるためにとても大切なもの。今回のニュースは、そのまま系のネーミングについて書かれている。これは番組タイトルが例に出ているが、人気番組『ポツンと一軒家』や『池の水ぜんぶ抜く』。これらは、まさにそのまま系。やっていることを説明したタイトルだ。このような名前が今、受け入れられるのは、いくつか要因があると思うが、ひとつは理解力の低下があると思う。そして、情報が増えたことによる、ひとつのモノやコトにかける時間が減っていることもある。すぐわかることが大切になり、すぐ分からないものはスルーされてしまう。自分が名前を付ける立場になると、オシャレな名前、格好いい名前、英語などの横文字、綺麗なもの付けたいと思う人が多い(実際にこれは経験で感じています)。ただ、今は綺麗でオシャレで雰囲気のある名前は、なかなかヒットしません。理由は、前述した通り、ひとつの情報にかける時間が少なくなったからです。「すぐわかる」ことが認知のためには必要。もちろん、その名前がヒットしてすでに認知のあるものであれば別ですが、そこまで行っていないもの、これからの商品は、オシャレ感や綺麗さ、格好よさに流さて、何のことか分からないものよりも、直球の方が良いかもしれない。もし最初は違和感があるような商品を表現するための言葉を繋げた造語でも、浸透すれば当たり前の言葉に成長する。

最初は違和感の塊でも、気付けば当たり前の言葉に。ネーミングは商品・サービスの未来を決める

ポイント
そのまま系、雰囲気系、イメージ系、比喩系。今は直球が好まれる?

ニュースサイト
「ポツンと一軒家」の人気に貢献する番組名の妙
https://toyokeizai.net/articles/-/302383

関連サイト
ポツンと一軒家|朝日放送テレビ
https://www.asahi.co.jp/potsunto/

池の水ぜんぶ抜く:テレビ東京
https://www.tv-tokyo.co.jp/ikenomizu/

家、ついて行ってイイですか?(テレビ東京)
https://www.tv-tokyo.co.jp/official/home_ii/

「売れる商品名」はこう作る 最強のネーミング術
https://media.moneyforward.com/articles/862

商品名の付け方のコツ
https://netshop7.com/run/syouhinmeinotsukekata.shtml

ネーミングに悩んだら?活用すべき発想法・企業事例や便利なツール9選
https://ferret-plus.com/1448

私見
今、コンサルをさせていただいたいる方と行っていることのひとつに、ネーミングがあります。名前を付けて商標をとる、ということです。商標まで? と思う方もいらっしゃいますが、ビジネスは権利です。日本人は感情に流されがちですが、権利を持っている人が強い。そして、いくら長く使っていても、権利を持っていなければすぐに使えなくなってしまいます。そこまで考えて、権利を抑えられる言葉で、伝わる言葉。差別化できる言葉を考えています。そして、ビジネスを行う方が使いたいと思う言葉。なぜなら、ネーミングされたものは、相棒だからです。使いたくない言葉でビジネスの成功は望めません。言葉にするたびに、嫌だなと思う気持ちがあれば、商品は絶対にヒットしないからです。その点は無視せずに進めています。言葉の権利は弁理士さんとの相談。商標を抑えるか否か、抑えられるか否か。私が初めて商標の申請のための活動をしたのは、18年近く前、特許庁に電話をしました。ただ、希望する言葉が一般名詞だったため、登録は難しいといわれてしまいました。会社内での仕事でしたが、弁理士という職業をまだ知らず、いきなり電話をしてしまったわけです。その経験から、言葉に対する意識が変わりました。また、作詞家として、歌詞を書く時も、商標侵害をしないようにしています。何気なく使っている言葉が、どこかの商標をいう場合もあります。日常生活ではOKな言葉でも、営利目的では使えない言葉は多いものです。

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)