広報気になるニュース:日ペンの美子ちゃん:時代を超えてSNSで、手書き文化のニーズに合わせ復活(2019.9.10)261
日ペンの美子ちゃん:時代を超えてSNSで、手書き文化のニーズに合わせ復活
ある一定の年代の方であれば、ほとんどの方が知っている「日ペンの美子ちゃん」。マンガの裏表紙(表4)に印刷されていたものだ。内容は、ペン習字の通信講座の広告だが、改めて考えると、“美子ちゃん”というキャラクターを立てていた点は、非常に新しいことだったと思う。今、多くの企業や行政が、キャラクターを作り、Twitterなどで情報発信をしているが、そのはるか何十年も前に行っていたのだ。ゆるキャラよりもうんと前に。そして、今、Twitterに復活した“日ペンの美子ちゃん”。ワープロからPC、スマフォでのSNSを使ってのやり取り、人は文字を書かなくなった。そんななかビジネスモデルは? と考えたときに、このニュースで気づかされた。手書きでなければならないもの。それがファンレターだ。時はアイドル全盛時代。手紙を書いたことがない10代でもファンレターに挑戦しようと思ったことがあるようだ。そして、ネットを検索してみたら、ファンレターの書き方なるブログがいくつかあった。以下に掲載しておく。日ペンの美子ちゃんとアイドル文化がこんな風に繋がるとは、意外でもあるが、マーケティング的に正しい。必要な人に伝える。手書きが残っているところに伝える。そして、広報担当者は、手書きでのお礼ハガキを書いたほうが良いといわれることがある。そのためにも、字は綺麗に越したことはない。「日ペンの美子ちゃん」いかがだろうか?
そして、SNSでキャラクターを立てる際、どんな準備が必要か? 改めて考えてみてほしい。
日ペンの美子ちゃん:時代を超えてSNSで、手書き文化のニーズに合わせ復活
ポイント
マンガの裏表紙アイドル、日ペンの美子ちゃん。復活・ブームの理由
ニュースサイト
”日ペンの美子ちゃん”オタク文化とらえてSNS時代にフィット「誰も傷つけない広告を目標に」
https://www.oricon.co.jp/special/53585/
関連サイト
日ペンの美子ちゃん【公式】Twitter
https://twitter.com/nippen_mikochan
ペン習字・ボールペン字講座 ≪資格取得は通信教育・通信講座のがくぶん≫
https://www.gakubun.net/pc/00000003/e/A010000/?track_cd=026972
「推しにお手紙を書く」オタクがファンレターを書く時に心得る3つのポイント
https://matome.naver.jp/odai/2156777627097958401
初めてのアイドル宛ファンレターの書き方~1~(つりビット経験メイン)
http://tsuribit.blog.shinobi.jp/other/201610121
ファンレターの書き方(例文あり)
https://samuraitax.com/2018/03/24/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9%E4%BE%8B%E6%96%87/
自分流のアイドルへの手紙(ファンレター)の書き方・内容や心得、目的などを紹介
http://haji-dia.pink/idol/how-to-write-letter-to-idol/
ファンレターの書き方や例文・内容!マナーある書き出しの見本や自己紹介
https://kirari-media.net/posts/3411
私見
実際にファンレターを書いたことがある人は、どのくらいいるのだだろう? 昨年までアイドル現場でマネジメントもしていた私は、毎回手書きの手紙を持ってくるファンもたくさん見てきた。実際手紙を渡す人はいる。ただ、それは会えるアイドルであり、受け取ってくれるからだ。有名なアイドルやアーティスト、女優や俳優などには、なかなかファンレターを書くことはないかもしれない。しかし、私は20代の頃、女性アーティストに毎月のようにファンレターを書いていた。内容は、かなり自分本位なもので、今回ファンレターの書き方を読んで、恥ずかしくなった。おまけに今でも、そのアーティストのライブに行くことがあり、私からのファンレターを覚えていると言われてしまった。恥ずかしい。。。あの頃の私は、ただひたすらにそのアーティストのことが好きで、何かを伝えずにいられなかったのだ。自分の夢のことも語っていたな~。そして、もちろん手書きだった。
今の10代はまったく知らない“日ペンの美子ちゃん”のTwitterフォロワー数は、4.7万。新たな市場開拓は進んでいるようだ。私も今日、フォローさせていただいた。
記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)