広報気になるニュース:知的財産(知的活動で生まれたアイデアや創作物)を、攻めながら守る(2019.8.14)234

2019/08/14

知的財産(知的活動で生まれたアイデアや創作物)を、攻めながら守る

広報の仕事のひとつに、知財(知的財産)を守るということがある。分かりやすい例では、商品名などの名前だ。以前、こちらでも紹介したが、「ティラミスヒーロー(http://pr-talk.net/?p=424)」。シンガポールの商品だが、日本には店舗がなく日本での名前を押さえていなかったため、日本の他の会社が押さえて、商品発売を始めニュースとなった。この場合、弁理士さんの目からみれば、日本で商標登録をしていないシンガポールの会社に非があるとのことだが、日本人の感覚だと、その商品があるのに、なぜ日本の別の会社が押さえているのか、という感情が絡んでくる。しかし、ビジネスや知財を守るにあたって、感情は関係ない。しかし、ティラミスヒーローは、日本の会社が折れる形となった。そういう面で日本には、ドライさが足りない部分もある。権利は権利だ。感情の話になったら、守れないものも多い。

知的財産(知的活動で生まれたアイデアや創作物)を、攻めながら守る

ポイント
守る知財から、攻める知財へ。

ニュースサイト
知財を「守る」ばかりでは、世界には勝てない 膨大な特許情報で「攻める」ために
https://toyokeizai.net/articles/-/291722

関連サイト
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン
https://clarivate.jp/

特許庁
https://www.jpo.go.jp/

特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

私見
2001年に広報の仕事を始めて、割と初期の頃に、代表から商標登録調査を指示され、その時始めて、簡易検索サイトがあることを知りました。今のサイトの前のバージョンでしたが。その時に、商標というものも改めて意識することになりました。セロテープやホッチキス、セメダインや宅急便など、一般名詞のようでそうでないものが多いことも知りました。この世界のことって、関係なく生きている人には本当に関係ないことなんですが、広報担当者は、絶対必須です。ちなみに、断捨離も商標登録、確認を怠ると番組終了なんてことにもなりかねません(実際になっているというニュースも出ています)。逆に、商標登録をすることで、守れることも多く、また今回のニュースを見ると攻めの知財という言葉が出ていて、確かに守るより攻めているなと思うこともしばしば。みなさんが守りたい言葉や、ブランド。そして、仕組みなど。自分以外誰も守れないことを知っていてください。海外は、その点において、日本よりドライ。先日、アメリカでkimonoが商標登録された(http://pr-talk.net/?p=948)こともニュースになりました。その後、解除されましたが。攻めつつ守る。その感覚を忘れずにいてください。

記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット&PRラボ 代表)