広報気になるニュース:丸井にジェンダーフリー売り場登場(2019.2.19)058
丸井にジェンダーフリー売り場登場
自らがその立場にないと分からないことが、世の中にはたくさんある。ジェンダー問題もそのひとつだ。それゆえ、長い間、蓋をされてきたことでもある。しかし、多くの人が声を上げ、世の中は変わっていく。きっと良い方へ。当たり前だった常識は、いつしか当たり前でなくなり、新しい考えが根付いていく。それに乗り遅れた人たちが、不適切発言をすることも多い。時代は日々変わっていくのだ。そして、メディアに出る人であれば、誰よりそれに敏感でなければならない。
そんな時代に、いち早く取り組み、実現することは企業の決断である。そして、それを正しく広報すること。今回の売り場は、3月3日までの期間限定であるが、いずれこのような売り場が当たり前になり、気づけば男性売り場、女性売り場などという表示などなくなる日が来るかもしれない。
丸井にジェンダーフリー売り場 品ぞろえや試着室が進化
ポイント
いち早く取り組むことがニュースになる。
ニュースサイト
丸井にジェンダーフリー売り場 品ぞろえや試着室が進化
https://www.asahi.com/articles/ASM2L512SM2LULFA00Z.html
関連サイト
有楽町マルイ
https://www.0101.co.jp/086/
ファイブフォックスの「パープル&イエロー」
https://online.fivefoxes.co.jp/shop/purpleyellow
ヒュルイド・プロジェクト
https://i-d.vice.com/jp/article/7xdvxy/phluid-project-gender-neutral-store-new-york
「CELINUNUNU」(セリヌヌヌ)
https://www.celinununu.com/
http://news.line.me/articles/oa-forbesjapan/5d85a83138dc
私見
子どものころ、ピンク色より水色が好きでした。なんとなく。特に意識したこともなかったです。そして、思春期にはスカートの下にパンツをはいていました。大人になり、スカートを履く機会が減りました。それでも、私の心は女性です。好きになるのは男性です。ただ、素敵な女性に恋したこともあります。白と黒というように、決めつける必要なんてないんだと思います。そして、今、私の机の上には、ショッキングピンクのフラッシュメモリーがあったり、水色のおくすり手帳(自分で選んだ)があったりします。好きな色というより、似合う色や、自分にパワーをくれる色を選ぶようになったとも言えます。ジェンダー問題は、正直、自分が只中にいるわけではないので、語ることができません。よく知らない人間にあれこれ言われることは、きっと迷惑だと思うからです。ただ、企業がこのような取り組みをし、今後につなげていくことは、新たな一歩になるはずです。これからは、性別ではなく、人というくくりで語ることになるのかもしれません。
記事執筆:伊藤緑(広報ウーマンネット 代表)