HOME > PR WOMAN interview >vol.24 鈴江恵子さん(2013年1月)
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interview キラリ☆広報な女性

鈴江さん
何もチャンスがなければ帰るしかないと思っていたのですが、料理人のパートナーに出会いまして、主に日本人観光客向けに本格的なフランス料理をお出しし、一泊していただくというシャンブルドットを行っていました。
伊藤
何年ほどパリにいらっしゃったんですか?
鈴江さん
出産、子育てもしながら4年間パリで滞在した後、南仏のベジエに移り1年間滞在し、2007年に日本に戻ってきたんです。5年間日本から離れたことで逆に日本の魅力もあらためて見直すことができたと思います。
伊藤
そして、再び中川政七商店へ?
鈴江さん
はい。中川が仕事でパリに来て会うことがあって、その時は「帰国する気はない」と言っていたんですけれど、帰ってきました(笑)。
「美しい暮らし」をコンセプトとする粋更kisara新丸ビル店
伊藤
中川政七商店は鈴江さんの家のようですね。
鈴江さん
そうかもしれませんね。中川政七商店の商品とは、離れていた時期もフランスの友人宅にタペストリーが飾られていたり、キッチンで「花ふきん」が使われていたりして、なにかと出会う機会がありました。会社が5年間で予想以上の急成長を遂げていたことも戻るきっかけのひとつとなりました。受け入れてもらえたことにも感謝しています。
伊藤
そうなんですね。鈴江さんは自ら未来を切り拓いてチャンスをつかんでいかれる方ですね。あのときパリに行かなければ、フランスでの生活はなかったかもしれないですし。ご自身の思いを現実にされている。今後、フランスとの縁はありそうですか?
鈴江さん
実は、中川政七商店は江戸時代に創業し2016年に300周年を迎えるので、そのときにパリに出店するという話が出ています。
伊藤
やはり縁がありますね。まさに適任者ではないですか?
鈴江さん
パリは大好きな街なので、仕事でも日本との架け橋になれると嬉しいですね。
伊藤
どんな形での出店ですか?
鈴江さん
2012年8月に伊勢丹新宿店に出店した「大日本市」の2号店を検討しています。
パリ出店を目指す大日本市 新宿伊勢丹店
伊藤
「大日本市」は、どんなお店なんですか
鈴江さん
「日本の伝統工芸を元気にする!」というビジョンのもと、コンサル先を中心としたパートナー企業と共に開催する年3回の展示会からスタートしたもので、日本で唯一のコンセプトショップとして常設で出店しました。参加企業の商品と地元の特産品を集めた企画展も定期開催しています。
伊藤
ということは、フランスで日本のいろいろな地域の伝統工芸を手にすることができるということですね。
鈴江さん
はい。実現の日がとても楽しみです。
伊藤
ところで、御社にはいくつかのブランドがあるようなのですが、それを教えてください。
鈴江さん
そうですね。初めての方にはちょっと複雑かもしれません。まず、3つの総合ブランドがあります。そのうち店舗数が一番多いのが30周年を迎えリブランディングを控えている「遊 中川」。この奈良のお店が本店で、都内は、伊勢丹新宿店、ecute東京、玉川高島屋S・C、ソラマチなどに店舗があります。そして、“美しい暮らし”をコンセプトにした「粋更kisara」。都内は、新丸ビルと玉川高島屋S・Cに入っています。そして、会社名でもあり、“暮らしの道具”をコンセプトにした商品を扱う「中川政七商店」。こちらは大阪、京都、福岡に店舗があり、2013年春には都内にもオープンを予定しています。それ以外にも、奈良が靴下の生産量日本一であることから立ち上げた“くつしたブランド”の「2&9」や、まもなくデビューするハンカチブランド「motta」をはじめ、土産ものブランド「日本市」、鹿をモチーフにした「鹿の家族」ブランドです。そして、今後もさまざまな予定があります。
伊藤
多くのことが並行しているんですね。これは、社長のお考えで?
「遊 中川 本店」の本店で“花ふきん”を持って
鈴江さん
そうですね。話していてその日のうちに決まることもあります。
伊藤
スピードについていくのが大変ですね。そして、鈴江さんは、広報以外にも販売もされていますよね。
鈴江さん
はい。通販課の課長をしています。自社のオンラインショップと楽天ショップ、そして電話やFAXでの通信販売ですね。広報担当者の退職で兼務することになったんですが、広報の仕事にはとても魅力を感じています。広報、通販以外にも中川のスケジュール管理なども担当しており、この本店の店長をしていた時期もあるんです。
伊藤
いろんな形で会社を関わっていらしたんですね。本店をリニューアルされるということですが、オープンはいつですか?
鈴江さん
2013年4月27日です。築120年の積み重ねた歴史の趣きは残したまま内装を変えます。奥に蔵や機場があるのですが、それは残します。
伊藤
蔵や機場があるんですか?
鈴江さん
はい。布蔵を改装した機場では手織り体験していただくこともできるんですよ。
伊藤
手織りというのは、麻ですか?
機場
鈴江さん
はい。当社の原点は手紡ぎ手織り麻ですので。
伊藤
お店に入ったとき、素敵な商品があったので、帰りにチェックしたいと思っているんです。
鈴江さん
ありがとうございます。ぜひ、見ていってください。
伊藤
はい。今日はお話を聞かせていただきありがとうございました。フランスと奈良。遠い場所でありながら何か繋がるものを感じますね。そして、鈴江さんと会社との関わりはとても深いですね。300年続く会社、これからの展開を楽しみにしています。
鈴江さん
ありがとうございます。社内でどんどん新しいことが起きるので、毎日がとてもアクティブです。こちらこそ、ありがとうございました。

 

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