vol.8 小泉美樹さん:アロマティスト(2010年1月)

アロマティスト 小泉美樹さん Miki Koizumi
2007年2月 株式会社エクセレント・ライフ設立。「アロマ(香り)」と「アーティスト(芸術家)」を組み合わせた造語「アロマティスト」という肩書でアロマ(香り)を用いた空間、イベントなどでの香りプロデュース、製品の製造、開発及び販売コンサルティング、監修、執筆、講演活動、コンテンツプロデュース、教育業務及び研究会の立案、運営、イベント及びセミナーの企画及び実施などを行う。2003年10月 金融業界を経験後、自身のサプリメントに対する疑問からNPO法人 日本サプリメント評議会を設立し、理事就任。同会の運営する「サプリメント・クチコミ・ランキング」の編集長を務める。
アロマティスト歴:1年


自分の生き方を真っ直ぐに見つめる女性


伊藤:こんにちは! 今日は、広報というより専門職の方への初インタビューです。どんなお話がお聞きできるのかとても楽しみです。
小泉さん:インタビューをしていただくと、自分のなかで考えがまとまるので、こういう機会はとても嬉しいです。よろしくお願いします。

伊藤:小泉さんは、今はアロマの専門家「アロマティスト」として活躍されていますが、これまでにもいろんなお仕事をされていたとのことですが、そのお話を聞かせてください。
小泉さん:そうですね。どこから話せばいいのかって感じですが、なんでも聞いてください。

伊藤:このサイトの読者の方には、転職を考えていたり、それこそ天職は何か?って考えている人もいるので、そんな人へのメッセージにもなったら嬉しいです。
小泉さん:そういう意味では、いろんな仕事をしてきたことはお役に立つかもしれませんね。

伊藤:いきなりですが、最初のお仕事はどんなことだったんですか?
小泉さん:最初に勤めた会社は不動産会社でした。その次も不動産会社で、ここで損害保険の普通資格を取得しました。その後は派遣で銀行や保険会社で仕事をしていました。30歳の時に勤めていたのは損害保険の代理店でした。ただ、その仕事をしながら、何か新しいことをしたいと思っていました。もっとこうしたら良いのにと思うことがあっても、保険会社は保守的なんですよね(笑)。だから自分の意見が通らないことも多くて。

伊藤:それで何か行動をされたんですか?
小泉さん:マイクロソフトのMOUSの資格取得にハマってMOUSマスター(XP)になりました。それをきっかけにOLを続けながら、副業でパソコン教室のインストラクターの仕事を始めました。

伊藤:忙しくなかったんですか?
小泉さん:私は、遠隔での講師だったので、会社から帰った時間に仕事をしていましたので大丈夫でした。そんな時に、インストラクターの会社から副業のモデルケースを作りたいと声を掛けていただいて、話を聞きにいったら『うちに来ないか』と誘われて。

伊藤:いきなりですか?
小泉さん:そうなんです。でも、10日後には、新しい会社で働いていましたね。そういう行動早いんですよ。IT会社なので、オタクの方がいっぱいでした(笑)。でも、新しい仕事は楽しかったです。HPって何?っていうところから、初めてホームページビルダーを購入して、自分で勉強して、会社に行って社員の人に聞いて、という日々が続きました。

伊藤:とても熱心ですね。
小泉さん:私、ハマるとすごく集中するタイプなんです。

伊藤:新しい会社では、どんなことを?
小泉さん:企画や営業といろいろな仕事をさせてもらいながら、その頃社内で最も関心の高かったSEOについて自分も知りたくなって、同僚に質問しながら夜な夜なパソコンに向かう日々でした(笑)。やり始めると面白くて、とても夢中になりましたね。

伊藤:とても熱い方なんですね。SEOって難しいと思うんですけど、仕事に対するパワーが、困難を超えて行くというか。
小泉さん:自分では意識していないんですけど、仕事となると寝食を忘れるタイプで、逆に寝食を忘れる位のことでないと夢中になれないんです。

伊藤:なんだか、そういうところ羨ましいです。私は、睡眠と食事がとても楽しみなタイプです……。
小泉さん:これは性格なんだと思います。

伊藤:SEOの仕事をしたあとは、何か新しいことがあったんですか?
小泉さん:会社でサプリメントのポータルサイトを作ることになって、それを中心になって進めることになりました。

伊藤:それまで、サプリメントについて詳しかったんですか?
小泉さん:いえいえ。そうじゃないんですよ。本当に一消費者レベルの知識しかありませんでした。その仕事が決まってから、サプリメントについて勉強を始めました。勉強は好きなんです。ただ、勉強は血になるけど肉にはならないと思っていて、勉強したらそれを実際に活かしたいタイプですね。

伊藤:サプリメント関係では、どんなことをされたんですか?
小泉さん:NPO法人日本サプリメント評議会を設立し理事に就任し「サプリメントクチコミランキング」というサイトを立ち上げて編集長になりました。

伊藤:ここまでで十分、専門職をいう感じなんですが、そこで終わらないんですよね。
小泉さん:評議会の仕事でお会いした代替医療のお医者様から、アロマセラピーというものを教えてもらい、最初は最低限の知識を持って先生方と関わりたい、という理由で2005年くらいから、アロマセラピーの勉強も始めました。

伊藤:きっと忙しかったと思うのですが、それでも勉強されていたんですね。
小泉さん:これと思ったことは集中するタイプなのと、常に刺激が欲しいタイプなんです(笑)だから、評議会の仕事も2003年から2006年7月までわぁ~っと駆け抜けてこの時点で、かなり自分のなかで満足した部分があったから、新しいことにチャレンジしたくなって会社を辞めました。

伊藤:その時、不安はなかったんですか?
小泉さん:理由は分からないですけど自信があったんですね。でも、最初は、サプリメントのコンサルティングもしていこうと思っていたんですが、実はそれは全くやることなく、アロマの本を作ることになるんですよ。

伊藤:アロマの本ですか?
小泉さん:ちょうど、この頃出版プロデューサーの方とお会いして話が進みまして。2007年は本を作ることに集中しましたね。そして、2008年1月に「すべてがわかる アロマテラピー大事典 精油を楽しむ333のレシピ 」を出版したんです。

伊藤:とても積極的ですよね。いきなり本なんて尻込みしてしまいそうな気がしますが……。
小泉さん:何事もやらないことを選ぶのが嫌なんです。やれば失敗しても経験になるけれど、やらないと後悔にしかならないでしょう?

伊藤:確かにそうですね。
小泉さん:そして、結果を120%出すには“想い”が必要だと思っていて、誰とどんな仕事をするのかというところに思いがあると+20%の成長になると考えてます。

伊藤:誰と仕事をするかは大きですよね。最近、私も感じています。それによって自分の気持ちも結果も大きく違うなと思いますね。では、ちょっと質問の視点を変えさせてください。このサイトは広報の方に向けて発信しているサイトなので、PRについて聞かせていただけますか?
小泉さん:私は自分の交渉は自分ではしないという方針なんです。今はマネージメント会社に依頼していますが、独立した時からギャラの交渉や取材の立ち会いは、友人にマネージャー役をお願いしていました。ギャラの交渉って自分で自分に値段をつけることですよね。それって出来たとしてもしてはいけないと思っていて。電気屋さんで家電を値切るのは得意なんですけど(笑)、自分のギャラを交渉するのは出来ないし、自分ですべきではないと思うんです。

伊藤:広報という仕事は、社長なり製品なり自分以外のものについてPRしますよね。確かに、広報担当者の方が、自分の取材になるとどうして良いか分からない、とおっしゃることがよくあります。社長の取材だったら、その部分は記事にしないでくださいって言えるけど、自分では言えないっていうようなことをおっしゃっていた方がいらっしゃいました。
小泉さん:ほんとそうなんだと思うんです。ですから、PRをしてくれる人、マネージメントしてくれる人は私にとって必要ですね。

伊藤:きちんとお考えをお持ちなんですね。ところで、アロマのお仕事はどんなことをされているのですか?
小泉さん:プライベート・ブレンドという「ヒト・モノ・場所の価値を最大化するための香り提案」というのをメインにしていて、特に個人向けの「パーソナルアロマ」がとても好評なんです。自分にあった香りを持つことで、どんな場所でも自分の場所にできる。つまり、アウェイをホームに変えることができるという訳です。私も自分の香りをいつも持ち歩いています。一見、女性ウケするサービスなのですが、蓋を開けてみたら7割が男性という状態です。男性は香りに関心が高いようです。

伊藤:自分だけの香り。いいですね! 私も弱気になってしまう時があるので、香りでパワーを付けたいです。他にはどんな香りがあるんですか?
小泉さん:カウンセリングをするものだと、ピークパフォーマンスの状態を香りで引き出す「ピークパフォーマンス・アロマ」、カウンセリングをしないものだと「12星座の香り」があります。今後は、干支、血液型、数秘術別の香りを作っていく予定です。

伊藤:まだまだいろんなことが始まりそうですね。
小泉さん:自分がやらなきゃいけないことはやりたいんです。そのために誰かに任せられること、自分がやらなくてもいいことはやらないようにしています。先ほどのPRもそうですが、会計のことなども任せていますね。

伊藤:任せるのって勇気がいりませんか?
小泉さん:確かにそれはあります。昨年7月から、モーニングアカデミアを始めたのですが、これは、私が校長という立場で他に事務局としてスタッフが2名います。ここでの仕事は任せることが多いです。この仕事をして学んだのが、自分の立ち位置ということですね。自分が校長という立場であるということをしっかり意識するチャンスをもらったと感じています。

伊藤:具体的には、どんなことですか?
小泉さん:やはり校長は組織の顔になるので、スタッフと一緒になって作業をすればよいとのではなく校長の役割があるということとか、社員という形ではないですが人を使うという立場なので、それにふさわしい行動をするなど、本当にさまざまなことです。

伊藤:立場によって、行動を客観的に見ているということですね。
小泉さん:そんなわけではありませんが、自然とそう感じるようになったんです。

伊藤:まだまだ、この先たくさんのことに挑戦していきそうですね。
小泉さん:そうですね。今年も新しいことに挑戦していくことになると思います。ぜひ楽しみにしていてください。

伊藤:ありがとうございました。


広報ウーマン24時
5:00 起床・身支度
7:00 モーニングアカデミア
8:00 朝食
10:00 パーソナルアロマカウンセリング
12:00 ランチMTG
15:00 マネージメント会社とのMTG
17:00 PC作業(原稿書き、資料作成など)
19:00 夕食
20:00 パーソナルアロマ作成
22:00 読書・お風呂
23:00 就寝


編集後記
小泉さん:に最初にお会いしたときは、サプリメントのお仕事をされている時でした。とてもプロフェッショナルな方で格好いいなと思っていたら、アロマに! なんて積極的なんだろうと感じています。今回インタビューをさせていただいて、仕事に対する“想い”が本当に熱い方なんだと感じました、寝食を忘れてまで集中できること。そういうものを私も探しているのかもしれません。とても刺激を受けるインタビューでした。(伊藤緑)

photo by eiji yamagata(社内写真)